軍師官兵衛 NHK大河ドラマ研究ブログ

NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」のネタバレ/感想/あらすじ/キャスト/次回予告/動画/歴史/史実など、黒田官兵衛の全てを多角的に大研究!

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軍師官兵衛のキャスト・登場人物まとめ

軍師官兵衛のキャスト・登場人物まとめ

軍師官兵衛キャスト人物相関図

お濃 織田信長(江口洋介) 羽柴(豊臣)秀吉 おね(黒木瞳) 明智光秀 竹中半兵衛(谷原章介) 石田光成(田中圭) 蜂須賀小六(ピエール瀧) 丹羽長秀(勝野洋) 柴田勝家(近藤芳正) お紺(高岡早紀) 小寺政職(片岡鶴太郎) 黒田重隆(竜雷太) いわ(戸田菜穂) 黒田職隆(柴田恭平) 荒木村重(田中哲司) だし(桐谷美鈴) 高山右近(生田斗真) 顕如(眞島秀和) 黒田官兵衛(岡田准一) 光(中谷美紀) 足利義昭(吹越満) 櫛橋左京亮(益岡徹) 櫛橋左京進(金子ノブアキ) 力(酒井若菜) 栄姫(吉本実憂) 黒田長政(松坂桃李) 母里小兵衛(塩見三省) 栗山善助(濱田岳) 母里太兵衛(速水もこみち) 母里武兵衛(永井大) 井上九郎右衛門(高橋一生) 後藤又兵衛(塚本高志) 伊吹善右衛門(尾藤イサオ) おたつ(南沢奈央) 山中鹿介(別所哲也) 小早川隆景(鶴見辰吾) 安国寺恵瓊(山路和弘) 宇喜多直家(陣内孝則)

主人公

主人公:黒田官兵衛(くろだ かんべえ)

戦国時代のダークヒーロー天才軍師黒田官兵衛

若き天才児の台頭

播磨・姫路城主で、小寺家に使える。幼名は万吉(官兵衛の幼年期は若山輝人が演じる)17歳で初陣を飾る。22歳で結婚いて家督を継ぎ、小寺家の家老となる。黒田家の家風である質素倹約を徹底し、いざというときには自分の財産を使ってまでも家臣団をまとめた。別所家と龍野赤松家の挟撃を受けた「青山の戦い」では、多くの忠臣を失いながらも敵を撃退、当主としての自覚を強めていく。

盟友村重の裏切りと竹中半兵衛との友情

織田信長の将来性をいち早く見抜き、その家臣・羽柴秀吉と交流を深め、姫路城を献上して播磨平定に貢献する。秀吉の側近で軍師の竹中半兵衛とも交流し、師弟のような関係を築く。有岡城主・荒木村重が信長に謀反をお越し、主君・小寺政職がこれに同調したときは、村重を説得しようと単身有岡城に乗り込むも罠に落ち、1年以上、牢に幽閉される。信長は官兵衛も裏切ったと思い人質として預けられていた官兵衛の子息、松寿丸を殺害するよう命じるが竹中半兵衛は殺さず密かに匿った。出獄後は小寺家と縁を切り、秀吉の軍師となる。その後、半兵衛への感謝の気持を忘れないために、黒田家は家紋に竹中家の家紋を用いた。

天下人秀吉をも恐れさせた、切れすぎる天才軍師

本能寺で信長が討たれた事に取り乱す秀吉に対して「御運が開かれる機会が参りましたな」と進言。以後、秀吉は官兵衛の智謀を恐れるようになる。また、官兵衛は「中国大返し」を実現、秀吉の天下取りを演出する。天下統一が近づく中、秀吉から「次の天下を狙う男」として警戒されていることを知るや44歳の若さで家督を息子・長政に譲り、あっさり隠居する。その後は、剃髪し如水(じょすい)と名乗るようになる。

野望の関ヶ原 軍師官兵衛最後の賭け 天下を狙う

関が原の戦いでは、関ヶ原へ多くの兵が出兵し強敵がいなくなった九州を平定し、中央へ攻め込み弱った関ヶ原の勝者と戦う戦略を描く。領地である豊前(大分県)中津にあって、牢人兵を率い九州を席巻、最後の大勝負に出るが、息子・長政の活躍で関ヶ原の合戦はわずか半日で終わり天下は夢に終わる。戦の後は全ての恩賞を断り、長政に与えられた筑前国(福岡県)福岡で静かな最後を送り、59歳の生涯を閉じる。

演:岡田准一(少年期:若山耀人)
1980年生まれ、大阪府出身。95年に「V6」の一員としてデビュー。音楽活動やバラエティー番組のほか、俳優としても活躍。ドラマ「木更津キャッツアイ」、「SP」シリーズ、映画「花よりもなほ」「天地明察」「図書館戦争」など多くの作品で主演を務める。最新作は2013年12月21日公開の映画「永遠の0」。14年には映画「蜩ノ記」が公開予定。NHKでは「大化改新」などに出演。大河ドラマでは初主演。

黒田一門

光(てる)

月のような官兵衛を照らす太陽に

小寺政職の縁戚・櫛橋左京亮の次女。官兵衛との結婚は、官兵衛の将来有望と見込んだ政職の政略であったが、夫に全幅の信頼を寄せ、むつまじい夫婦関係を築いていく。結婚翌年に嫡男・松寿丸(のちの長政)が誕生。官兵衛子飼いの後藤又兵衛や、引き取った縁者の子女もわが子同様育てた。家臣とその家族からの信頼は厚く、戦で城をあけがちな夫に代わり城中を束ねた。官兵衛が織田信長に帰順したことで、毛利方について実家とは敵となり、さらに松寿丸が織田家に人質にとられる。ついには官兵衛が1年もの幽閉生活を余技なくされるが、は気丈に耐え、黒田家の安定に貢献した。

演:中谷美紀
1976年生まれ、東京都出身。93年女優デビュー。以降、多くのドラマや映画、舞台で活躍。2006年に映画「嫌われ松子の一生」にて、日本アカデミー賞最優秀主演女優賞のほか、多数受賞。「JIN -仁-】シリーズ、映画「阪急電車」など話題作に出演。13年は映画「清州会議」「利休にたずねよ」など計4本が公開。NHKでは「白洲次郎」など。大河ドラマは初出演。

黒田重隆(くろだ しげたか)

生きる道を官兵衛に伝えていく

先祖は近江出身で、諸国を流浪した末に、姫路にたどりついたとされる。広峯明神の御師・伊吹善右衛門と組み、神社の札と一緒に家電の目薬を売り、そうして得た金で低金利での金貸し業を始めた。労働力による返済もよしとしたことで、奉公人を増やしていく。やがて土地の有力豪族・小寺政職の目に留まって仕官し、子息・職隆、孫の官兵衛も跡を継いだ。対面や因習にとらわれず、実利と人材を重んじることで黒田家の基礎を作った自由人。武士には珍しい柔軟で合理的な感覚と才知、そして、「命を無駄に使わない」という思想は、官兵衛へと受け継がれていく。

演:竜雷太 1940年生まれ、大阪府出身。66年、ドラマ「これが青春だ」で主演デビュー。主な出演作に、ドラマ「太陽にほえろ!」ケイゾク」、「SPEC」シリーズなど。NHKでは「いつか陽のあたる場所で」「七つの会議」、連続テレビ小説「こころ」「ちりとてちん」「てっぱん」など。大河ドラマでは、「徳川家康」「独眼竜正宗」「風林火山」などに出演。

黒田職隆(くろだ もとたか)

黒田家の存続を担った重厚な父

播磨・姫路城主で、小寺家の家臣。父・重隆は、家伝の目薬を売って財を成した。その子息として小寺家に取り立てられた職隆は、家柄や血筋を重んじる重臣たちから「目薬屋」と陰口をたたかれながらも粛々と務めを果たし、主君・小寺政職の信頼を得る。官兵衛に家督を譲ったのちは、そのよき補佐役を果たした。播磨をめぐって織田家と毛利家が対立した際は、官兵衛が従う秀吉軍が書写山に本陣を置く間、姫路城代を務める。官兵衛が政職の裏切りにあい荒木村重に幽閉されたときには、人質として織田家に差し出した孫の松寿丸の命を守るため、小寺家との決別を覚悟する。

演:柴田恭兵
1951年生まれ、静岡県出身・75年舞台俳優としてデビュー以後、ドラマや映画で活躍。主な出演作はドラマ及び映画「あぶない刑事」シリーズ、ドラマ「はみだし刑事純情系」「空飛ぶ広報室」、映画「半落ち」「北のカナリアたち」など。NHKでは連続テレビ小説「澪つくし」「ええにょうぼ」、土曜ドラマ「ハゲタカ」など。大河ドラマでは「山河燃ゆ」「武田信玄」に出演。

いわ

明石郡の領主・明石宗和の娘で、黒田家の主君・小寺政職の養女。父の影響で若をたしなみ、幼い万吉(のちの官兵衛)にも教えた。万吉の心根の優しさや、好奇心旺盛で興味を持ったことに夢中になる性格を愛した。いわの病を心配した万吉が突飛な行動を起こした際は、投手の嫡男としての自覚を持てと厳しく叱咤。以後万吉は学問や武芸にいそしむようになった。病弱であったいわは、万吉が14歳のときに他界した。

演:戸田菜穂
1974年生まれ、広島県出身。連続テレビ小説「ええにょぼ」で注目を集める。ドラマ「ショムニ」「JIN -仁-」、NHKでは「ジャッジ~島の裁判官奮闘記~」「はじまりの歌」などに出演。大河ドラマでは「義経」に出演。

ぬい

演:藤吉久美子
1961年生まれ、福岡県出身。連続テレビ小説「よーいドン」のヒロインとして女優デビュー。NHKでは、連続テレビ小説「ちりとてちん」、「黒猫、ときどき花や」などにも出演。大河ドラマは「毛利元就」に出演。

黒田長政(くろだ ながまさ)

官兵衛の嫡男

幼名は松寿丸。主君・小寺家が織田方に帰順する証として幼少期から人質となり、羽柴秀吉とおねのもとで育つ。荒木村重のもとに向かい消息が絶えた官兵衛の裏切りを織田信長が疑った際は、竹中半兵衛の機転により命を救われた。長じて勇将として名を馳せるが、猪突猛進ともいえるその姿が智将・官兵衛の目に危うく映る事もあった。息子に厳しい父と、父に認められたい息子の関係は、屈折したものとなっていく。

演:松坂桃李
1988年生まれ、神奈川県出身。ドラマ「侍戦隊シンケンジャー」で俳優デビュー。主な出演作は映画「ツナグ」「今日、恋をはじめます」など。NHKテレビ小説「梅ちゃん先生」に出演。大河ドラマは初出演。

栄姫(えいひめ)

黒田長政の後妻

母は徳川家康の妹。家康の養女となり、16歳のときに黒田長政に嫁ぐ。長政にはすでに妻があったが、徳川家との絆を強めるため、リエンして栄姫を迎え入れた。婚姻は「関ヶ原の戦い」の前夜で、祝言の直後には夫は出征し、義理の母・光と大阪城に残される。石田光成が挙兵した際は、人質にされないよう光とともに俵に身を隠して脱出し、両国の豊前・中津に逃れた。長政と前妻との間に男子はなく、栄姫は待望の世継ぎを産む。

演:吉本実憂
1996年生まれ、福岡県出身。全日本国民的美少女コンテストでグランプリを受賞し、芸能界デビュー。次世代ユニット「X21」ではリーダーを務める。雑誌表紙やバラエティー番組、ラジオなどで活躍中。大河ドラマは初主演。

黒田休夢(くろだ きゅうむ)

黒田職隆の弟

官兵衛の叔父。僧形だが、勇猛果敢な黒田武士のひとり。職隆に使え、領地で狼藉を働く野武士の鎮圧などに活躍。官兵衛の初陣では、大事な黒田家の跡取りである官兵衛を敵の刃から守った。職隆の隠居後も重臣として存在感を示し、目まぐるしく変わる勢力図の中で、黒田家がどの勢力と手を結ぶべきか、若い家臣にまじって知恵を出した。その後の数々の戦いにおいても大いに活躍した。晩年は秀吉の御伽衆を務める。

演:隆大介
1957年生まれ、東京都出身。主な出演作に、映画「影武者」「乱」「踊る大捜査線 THE MOVIE」「君が躍る、夏」ドラマ「臨場」など。大河ドラマは「峠の群像」「翔ぶが如く」「平清盛」などに出演。

井出友氏(いで ともうじ)

黒田職隆の弟

官兵衛にとって頼れるもうひとりの叔父。職隆に使え、官兵衛の初陣もそばで見守った。情に厚く、職隆の養女・おたつが輿入れした浦上家が建つの赤松家に急襲され、多くの犠牲者を出した際は、弔い合戦をと意気込む。のち、龍野赤松家と対峙した「青山の戦い」で、黒田家の主君・小寺政職率いる本陣が、敵の紀州にうろたえ、前線の黒田家を残して退いてしまった際、友氏は苦戦に身を投じ、奮闘の末に討死した。

演:飯田基祐
1966年生まれ、東京都出身。主な出演作にドラマ「SP」、映画「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズなど。NHKでは、連続テレビ小説「こころ」など。大河ドラマは「新撰組!」「風林火山」などに出演。

黒田家家臣

母里小兵衛(もり こへえ)

気のいい男をシンプルに演じたい

官兵衛の父・職隆(もとたか)の代からの黒田家忠臣で、官兵衛の傅(もり)役。息子の武兵衛ともども勇猛な黒田武士であり、根っからの律儀者でもある。自分が目を離した隙に幼い官兵衛が敵対する赤松家の領地に出かけた時は、即座に腹を切ろうとした。長じた官兵衛が立派な当主になったことを誰よりも喜んでいたが、「青山の戦い」で敵の刃に倒れてしまう。官兵衛と同い年の武兵衛が妻を娶り、孫の顔を見せてくれるという夢は、ついにかなわなかった。

演:塩見三省
1948年生まれ、京都府出身。演劇集団「円」で舞台を中心に活躍。映画「12人の優しい日本人」に出演以降は、映画やドラマにも活躍の場を広げる。主な出演作は、映画「樹の海」「アウトレイジ ビヨンド」「宇宙兄弟」「陽だまりの彼女」など。NHKでは「クライマーズハイ」、連続テレビ小説「純情きらり」「あまちゃん」など。大河ドラマは「太平記」「義経」などに出演。

母里武兵衛(もり ぶへえ)

官兵衛と共に育った側近

官兵衛の幼なじみにして側近中の側近。子どもの頃は、腕白でマイペースな官兵衛に常に振りまわされていたが、官兵衛が姫路城主の自覚をしっかり持ってからは、真面目で誠実、武勇にも優れた忠臣として頼れる存在となる。突然仕官してきた生意気盛りの善助とは凸凹コンビとなりながらも先輩家臣として厳しく指導。若くして「青山の戦い」で壮絶な討ち死にをするが、武兵衛の遺志は善助はじめ黒田家家臣団にしっかりと受け継がれていく。

演:永井大
1978年生まれ、新潟県出身。俳優業を中心にバラエティー番組でも活躍。主な出演作品はドラマ「特命係長 只野仁」シリーズ、「サラリーマン 金太郎」など。NHKでは「離婚同居」「新撰組血風録」「負けて、勝つ~戦後を創った男・吉田茂~」に出演。大河ドラマは初出演。

栗山善助(くりやま ぜんすけ)

知恵ものの筆頭家老

のちに「黒田二十四騎」と呼ばれる精鋭家臣団の中でも筆頭に挙げられる知恵者。播磨国栗山村の農家の出だが、黒田家が才覚次第で家臣を取り立てるという噂を聞き、官兵衛を道で待ち伏せて仕官を願い出た。若い頃から知恵がまわって弁が立ち、先輩の母里武兵衛(もりぶへえ)に生意気を言っては叱られていた。だが初陣である「青山の戦い」で黒田家の宿敵・赤松家に武兵衛を討たれてからは、分別あるリーダーとして家臣団をまとめるようになっていく。

演:濱田岳

1988年生まれ、東京都出身。98年ドラマ「ひとりぼっちの君に」でデビュー。主な出演作は映画「アヒルと鴨のコインロッカー」「はじまりのみち」、ドラマ「終電バイバイ」など。2013年12月に映画「永遠の0」が公開、14年3月には主演映画「偉大なる、しゅらぼん」の公開が控えている。NHKではドラマ「TAROの塔」などに出演。大河ドラマは初出演。

母里太兵衛(もり たへえ)

「黒田節」に謳われた猛者

「黒田二十四騎」の一人で、槍の名手。「酒は飲め飲め 飲むならば 日の本一のこの槍を 飲み取るほどに飲むならば……」――民謡「黒田節」は、太兵衛が福島正則から名槍・日本号を飲みとった逸話が由来である。腕こそ立つものの口下手で荒くれ者だった太兵衛だが、黒田家旧臣・母里の姓を賜り、官兵衛の命で5つ年上の善助と義兄弟になって以降、善助の言葉に素直に従い、勇猛果敢な忠臣として常に先陣を切っていく。

演:速水もこみち 1984年生まれ、東京都出身。主な出演作は「ごくせん」シリーズ、ドラマ「東京タワー~オカンとボクと、時々、オトン~」「絶対彼氏~完全無欠の恋人ロボット」「浅見光彦」シリーズ、映画「ラフ ROUGH」など。また情報番組で料理コーナーを持ち、レシピ本などを手掛けている。NHKでは連続テレビ小説「純と愛」に出演。大河ドラマは初出演。

井上九郎右衛門(いのうえ くろうえもん)

クールな二番家老

「黒田二十四騎」で、のちに二番家老となる頭脳派。いつも善助、太兵衛と三人で官兵衛を守り支えるが、常に一歩引いて冷静に物事に臨むところがある。始めは官兵衛の父・職隆(もとたか)の近習だったが、多くの家臣が失われた「青山の戦い」以降、官兵衛の家臣となった。生涯、刀よりも知略で多くの軍功を挙げるが、官兵衛晩年の「九州の関ヶ原」では、後世に語り継がれる程の武功を立てる。

演:高橋一生
1980年生まれ、東京都出身。90年からテレビ、映画、舞台と幅広く活躍。主な出演作はドラマ「池袋ウエストゲートパーク」、「医龍」シリーズ、ドラマ「名前をなくした女神」「Woman」など。NHKでは「クライマーズ・ハイ」「鉄の骨」「ラスト・ディナー」「激流 ~私を憶えていますか?~」など。大河ドラマでは「新撰組!」「風林火山」に出演。

後藤又兵衛(ごとう またべえ)

官兵衛を父と慕う豪傑

長政の家臣として「黒田二十四騎」の一人に数えられるが、長政とは永遠のライバルであった。親を早くに亡くして黒田家に引き取られ、幼い長政と兄弟のようにして育てられた又兵衛は、官兵衛を父のように慕っていた。一時黒田家を離れるも長政に呼び戻され、家中で一、二を争う猛将として数々の武功を立てるが、次第に長政と対立していく。官兵衛の死後は牢人となり、大坂夏の陣で長政の敵方として討ち死にすることとなる。

演:塚本高史 1982年生まれ、東京都出身。映画「バトル・ロワイアル」で注目され、ドラマ「木更津キャッツアイ」で脚光を浴びる。その後、数々のドラマ、映画に出演。NHKでは「監査法人」「テンペスト」などに出演。大河ドラマ「平清盛」に出演。

黒田家侍女

お国(おくに)

黒田家の次女

姫路城に住み、黒田家中の雑事を担当する・母里武兵衛に着物の繕い物を頼まれた折、粗末な着物が、もとは官兵衛のものだったと聞かされ驚く。倹約化の主人を敬う武兵衛もまたお国を見初める。ふたりの思いを察し、仲を取りもったのは光であった。だが、武兵衛は祝言の約束を交わした直後に戦場へ。お国は未来の夫の無事を祈り、その帰りを待ち続けたが、武兵衛が戻ってくることはなかった。

演:中川翔子
1985年生まれ、東京都出身。女優、歌手、西友、司会者、漫画家などマルチに活躍。主な出演作にドラマ「あんみつ姫」シリーズなど。初主演映画「ヌイグルマーZ」が2014年公開予定。大河ドラマは初出演。

お福(おふく)

光の侍女

光が幼少のころから侍女を務め、光の嫁入り後もそばに仕えて身の回りの世話をする。長く奉公した櫛橋家への思いは強く、光を守るためなら何者をも恐れない。光に倹約を求める黒田家の家風をなじるなど、お福の気概はときに黒田家の人々にとって面倒なこともあるが、お福の性格をよく知る光が常に場をおさめた。光が官兵衛に絶大な信頼を寄せ、夫が留守の折には城内を見事に仕切る姿を見ているうちに、お福も黒田家になじんでいく。

演:阿知波悟美 1959年生まれ、北海道出身。「差がのがばいばあちゃん」などの舞台をはじめ、映画やドラマで幅広く活躍。NHKでは連続テレビ小説「純情きらり」など。大河ドラマは「江 ~姫たちの戦国~」などに出演。

お道(おみち)

黒田家の侍女

本願寺(一向宗)の門徒。多くの寺を焼き、仏教徒を殺戮した織田信長に官兵衛が味方すると知り、光に暇を願い出て、門徒仲間のおゆう、お竹と黒田家を去る。その後、毛利家の播磨攻めに巻き込まれ、命からがら黒田家に逃げ戻ったお道を、官兵衛や光は暖かく迎え入れた。出身が隣村同市であったことから栗山善助に親しみを覚え、のちに結婚。官兵衛が幽閉された際は、善助の官兵衛救出作戦に協力する。

演:福島リラ
東京都出身。日本や海外でトップモデルとして活躍。映画「ウルヴァリン:SAMURAI」で女優として活動を本格的に開始する。NHKでは「黒い十人の黒木瞳3」に出演。代がドラマは初出演。

おゆう

黒田家の侍女

本願寺の門徒で、官兵衛が門徒の敵である織田方についたため、お道らとともに播磨における一向宗の拠点に走る。だが、ここに本陣を置いた毛利軍の戦闘に巻き込まれ、傷を負って黒田家に舞い戻る。敵方に走った自分を許してくれた官兵衛におゆうは感謝し、官兵衛が門徒が憎くて戦っているわけではないことを理解する。以後、再び黒田家の侍女として働くようになり、献身的に尽くした。

演:中村映里子
1988年生まれ、山形出身。雑誌モデルを経て2006年女優デビュー。主な出演作に映画「カケラ」など。映画「愛の渦」が2014年公開予定。NHKでは「迷子」「テンペスト」などに出演。大河ドラマは初出演。

織田一門:織田家

織田信長(おだ のぶなが)

官兵衛の運命を変えたカリスマ

1534(天文3)年生~1582(天正10)年没。
日本社会を中世から近世へと大転換させた革命児。当時まだ誰も見たことのない地平を切り開きながら、最後には非業の死を遂げた孤高のカリスマ――。それが織田信長である。その人物像は複雑で、大胆さと細心さ、残酷さと慈悲、大人(たいじん)の貫録と子供のような好奇心を併せ持つ。苛烈な破壊者として恐怖の対象になる一方、革新的な治世者として崇敬の的にもなった。
尾張国(愛知県)に戦国大名の嫡男として生まれ、若き日は「大うつけ」と呼ばれるが、明晰な頭脳と身内の謀殺も辞さぬ冷徹さで昇りつめる。広い視野と天才的な発想で大胆な改革を続々と実行。室町幕府を廃し、朝廷の権威にも臆せず、やがて己を神と同一視するまでになっていく。その理念は、次第に常人の理解の及ばぬものとなり、信長の革新性に憧れと期待を抱いていた官兵衛もまた、危うさを感じるようになる。

演:江口洋介 1968年生まれ、東京都出身。主な出演作はドラマ「救命病棟24時」「白い巨塔」「なぜ君は絶望と闘えたのか」「パンドラ3 革命前夜」「黒澤明ドラマスペシャル 野良犬」「dinner」、映画「GOEMON」「脳男」「るろうに剣心」など。NHKでは「チェイスから国税査察官~」など。大河ドラマは「春日局」「新撰組!」以来3作目の出演。

お濃(おのう)

信長と対等に渡りあった妻

信長の正室であり、誰もが恐れた天才児に臆せず本音をぶつけることが許された唯一の存在。父は一介の商人から美濃一国の大名となった下剋上の権化、斎藤道三(どうさん)。お濃は典型的な政略結婚で嫁いだ妻であり、生涯、子を産むことはなかったが、マムシとよばれた父譲りの才知から信長に愛された。信長は一生お濃を傍に置き、手放すことはなかった。それは、人間を役に立つかどうかで判断する信長にとって、数少ない例外だった。

演:内田有紀
1975年生まれ、東京都しぃっしん。92年にデビューし、女優として幅広く活躍。主な出演作に、ドラマでは「最後から二番目の恋」、「ドクターX~外科医・大門未知子~」シリーズ、映画では「踊る大捜査線」シリーズ、「クワイエットルームにようこそ」「禅ZEN」「ばかもの」「俺俺」など。NHKでは、「火怨・北の英雄 アテルイ伝」に出演。大河ドラマは初出演。

土田御前(どたごぜん)

演:大谷直子

織田家臣

明智光秀(あけち みつひで)

11日間お天下人

美濃国の小領主出身とされるが出自には謎が多い。足利義昭の側近として上洛の実現に奔走、その過程で織田信長に認められる。義昭と信長が対立した際には調停を試みるが、やがて義昭を見捨てる。信長の家臣としては秀吉と並ぶ出世頭であり、近江の一部に加え丹波丹後を領有し「近畿管領」と呼ばれるほどの実力者となるが、遂には古い秩序をすべて破壊しようとする信長を討つ決意を固める。

演:春風亭小朝

柴田勝家(しばた かついえ)

織田家重臣筆頭

信長の父の代から織田家に仕えた重臣。一度は信長の弟を担ぎ反旗を翻すが、信長に従ってからは家中随一の猛将として重用される。秀吉を成り上り者として嫌う。北陸方面の司令官として、上杉景勝との戦いの最中に本能寺の悲報に接するが仇討ちで遅れを取る。

演:近藤芳正

丹羽長秀(にわ ながひで)

織田家重臣の双璧

柴田勝家と並び称される織田家の重臣。茶の湯に造詣が深く、安土城築城の奉行としても力を揮うなど温和なイメージがあるが、官職を与えようと言う信長の誘いに、「ただの五郎左で結構」と断る一徹さも併せ持つ。本能寺後は秀吉の支持者となる。

演:勝野洋

滝川一益(たきがわ かずます)

演:川野太郎

佐久間信盛(さくま のぶもり)

演:立川三貴

荒木家

荒木村重(あらき むらしげ)

官兵衛のよき兄貴分、転じて・・・

摂津国の地侍出身。信長に認められ、異例の出世で摂津国の国主となる。不遇時代に官兵衛と知り合い、意気投合、官兵衛にとってはよき兄貴分的存在。信長に心服していたが次第にその苛烈なやり方に違和感を抱くようになる。小さな失策をきっかけに信長を裏切り、居城・有岡城に籠城、説得に訪れた官兵衛を幽閉する。籠城は一年に及んだが、あてにしていた毛利の援軍は来ず、数人で城を脱出、それがやがて大きな悲劇を生むことに・・・。

演:田中哲司

だし

幽閉された官兵衛の生きる希望

人生最大の奈落に陥った官兵衛に、生きる希望を与えた女性。だしは、摂津国有岡城主・荒木村重の正室で、絶世の美女であった。夫とともに官兵衛と親交を深めていたが、突然、村重が信長に謀反を起こし、説得に来た官兵衛を牢に閉じ込めてしまう。一年にもわたる過酷な幽閉生活は官兵衛を絶望の淵に追いやるが、献身的なだしの存在が生きるよすがとなっていく。しかし、荒木一族に対する信長の制裁は、余りにも苛烈なものだった・・・。

演:桐谷美玲

高山家

高山右近(たかやま うこん)

悲劇のキリシタン大名

摂津国の小領主の家に生まれる。幼いころに父のすすめで当時珍しかったキリシタンとなる。主家を裏切り、荒木村重の配下に入る際に瀕死の重傷を負うも生き長らえ、信仰を深める。荒木村重の謀反の際には当初従うが、信長より、裏切らねばキリシタンを根絶やしにすると脅され、苦悩する。後に官兵衛をキリスト教へと導くことになる。武人としても茶人としても名を知られた当時の一流の人物。

演:生田斗真

豊臣一門:豊臣家

羽柴秀吉(はしば ひでよし)

官兵衛が半生を捧げる天下人

1537(天文6)年生 ~ 1598(慶長3)年没。
「草履取り上がりの猿」から「人たらしの天下人」へ。貧しい農民に生まれながら、己の才覚と類稀なる人心操縦術でのし上がった男。天下統一を成し遂げ、日本史上最高の出世物語を実現した男――それが豊臣秀吉である。
官兵衛と秀吉の出会いは1575(天正3)年。官兵衛30歳、秀吉39歳の時であった。織田家中で出自の低さもあって味方の少なかった秀吉は、官兵衛と出会うや否や意気投合。義兄弟の契りを交わし、二人三脚で中国地方攻略に邁進するうち、いつしか官兵衛は秀吉にとってなくてはならない「軍師」となっていく。敵をなるべく殺さず勝ちを手にする、それこそが二人の真骨頂だった。やがて信長が本能寺に倒れ、秀吉は官兵衛の支えで天下取りを目指す。中国大返し、山崎の戦い、賤ヶ岳の戦い…。秀吉の世になれば、乱世は終わる――それは、いつの頃からか官兵衛が温めてきた大きな夢であった。
だが二人の蜜月は、いつしか愛憎半ばする葛藤の季節へと移ろっていく・・・。

演:竹中直人

おね

秀吉もたじたじの賢妻

豊臣秀吉の天下取りを内助で支えた戦国のファーストレディ。その美貌と賢妻ぶりには信長も一目おき、おねほど立派な妻を秀吉は二度と得ることはできまい、と激賞した。内助の功のみならず政治面でも秀吉に意見し、家臣たちにも発言力を持っていた。子宝には恵まれなかったが、官兵衛が織田方に人質として差し出した嫡男・松寿丸をはじめ、多くの人材を母親代わりに育て、大坂城下に光ら諸大名の妻女が集住させられた際も、その面倒をよく見た。天下を取って以降、次第に権力に狂わされていく夫の歯止め役として、官兵衛・長政ら家臣たちから一層頼りにされていく。

演:黒木瞳

羽柴秀長(はしば ひでなが)

演:嘉島典俊

豊臣家臣

竹中半兵衛(たけなか はんべえ)

官兵衛を導く孤高の軍師

秀吉最初の参謀であり、官兵衛と合せて「両兵衛」とも呼ばれた稀代の軍師。難攻不落の美濃・稲葉山城をたった17人の手勢で乗っ取った半兵衛は、美濃半国を与えるという信長の誘いを蹴り、追い落としたはずの主君にあっさり城を返した。それは、酒色に溺れた主君を諫めるための行為だったといわれる。美濃平定のためにどうしても稲葉山城を落としたかった信長は、半兵衛を味方に引き入れるよう秀吉に命じ、秀吉は三顧の礼で半兵衛を帰順させる。明晰だが我欲の薄い半兵衛は、官兵衛にとっては厳しい師であったが、官兵衛が毛利方に幽閉された際、思わぬ手段で黒田家を救う。しかし、病魔が彼の体を蝕んでいた・・・。

演:谷原章介

石田三成(いしだ みつなり)

豊臣政権を支えた悲劇の高級官僚

近江出身。長浜城主となった秀吉に仕官、若き日から目をかけられる。荒くれ者ぞろいの戦国時代には珍しい理詰めの合理主義者。兵糧、軍勢の大量輸送といった兵站業務に優れた手腕を発揮し、検地などの領国経営でも抜きんでた実力を見せつけ、秀吉の側近中の側近として活躍する。合戦では目立った活躍がなかったため武断派とは反りがあわず、特に官兵衛の嫡男、長政とは激しく反目、そのことが関ヶ原の戦いの勝敗を分けることとなる。

演:田中圭

蜂須賀小六(はちすか ころく)

秀吉最初の腹心

もとは尾張・美濃の河川水運を牛耳る野武士集団・川並衆の実力者。その実力にいち早く目をつけた秀吉は、小六の力を借りながら武功を挙げ、城持ち大名へとのし上がっていった。官兵衛と共同で調略を行うことも多く、黒田長政は初め小六の娘と結婚する。

演:ピエール瀧

小寺家

小寺政職(こでら まさもと)

官兵衛を悩ませる主君

播磨国有数の豪族・小寺家当主で、御着城城主。官兵衛の最初の主君である。優柔不断な性格だが、人の才を見抜き己の保身を図ることには敏く、黒田家に小寺の姓を授けたり縁戚の者を嫁がせたりしながら有能な家臣として使いこなす。特に16歳の若さで出仕した官兵衛のことを「息子同然」と可愛がるが、出過ぎた働きをすると警戒もする複雑な人物である。小寺家が織田につくか毛利につくかで揺れた時、官兵衛の説得で一度は織田帰順を決めるが、守旧派の重臣たちに押され毛利方に寝返ってしまう。再び翻意を促そうとする官兵衛を、政職は密かに始末しようとする。それは、官兵衛の人生を大きく変える裏切りであった・・・。

演:片岡鶴太郎

お紺(おこん)

小寺家を陰で支えた

優柔不断さで官兵衛を悩ませる主君・小寺政職(こでらまさもと)の急所をしっかりと押さえる正室。始めはなかなか子宝に恵まれず、夫婦仲も円満ではなかったため、勝気で皮肉屋な一面ばかりが目立っていたが、官兵衛とは出会った当初から通い合うものがあった。嫡男・斎(いつき)が生まれてからは、生来の聡明さで小寺家を支えるようになり、政職に頼られ、官兵衛を支える。やがて訪れるお紺の死は、小寺家の迷走と、官兵衛の人生最大の危機の始まりであった。

演:高岡早紀

江田善兵衛(えだ ぜんべえ)

演:上杉祥三

櫛橋家

櫛橋左京亮(くしはし さきょうのすけ)

演:益岡徹

櫛橋左京進(くしはし さきょうのしん)

演:金子ノブアキ

力(りき)

敵味方に裂かれる義姉

櫛橋左京亮の長女。始めは光ではなく力が黒田家に嫁ぐ予定だったが、官兵衛を憎む兄・左京進の入れ知恵で縁談を拒んだ。毛利と縁の深い上月景貞に嫁ぎ、やがて織田方についた黒田家と敵味方に分かれてしまう。

演:酒井若菜

伊吹家

伊吹善右衛門(いぶき ぜんえもん)

演:尾藤イサオ

おたつ

演:南沢奈央

伊吹文四郎(いぶき ぶんしろう)

演:遠藤要

赤松家

赤松政秀(あかまつ まさひで)

演:団時朗

円満(えんまん)

演:麿赤兒

石川源吾(いしかわ げんご)

演:升毅

別所家

別所長治(べっしょ ながはる)

演:入江甚儀

別所賀相(べっしょ よしすけ)

演:ベンガル

別所重棟(べっしょ しげむね)

演:佐戸井けん太

室町幕府

足利義昭(あしかが よしあき)

演:吹越満

毛利家

小早川隆景(こばやかわ たかかげ)

演:鶴見辰吾

安国寺恵瓊(あんこくじ えけい)

演:山路和弘

京・本願寺

顕如(けんにょ)

演:眞島秀和

尼子家

山中鹿介(やまなか しかのすけ)

演:別所哲也

宇喜多家

宇喜多直家(うきた なおいえ)

演:陣内孝則

スタッフ

  • 作:前川洋一
  • 音楽:菅野祐悟
  • テーマ音楽演奏:NHK交響楽団
  • テーマ音楽指揮:広上淳一
  • 題字:祥洲
  • ナレーション・語り:藤村志保
  • 制作統括:中村高志
  • プロデューサー:勝田夏子
  • 演出:田中健二 / 本木一博 / 大原拓

放送

  • NHK総合テレビジョン:日曜日20時 – 20時45分
  • NHK BSプレミアム:日曜日18時 – 18時45分
  • 再放送)NHK総合テレビジョン:土曜日 13時05分 – 13時50分
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